こんにちは、生方吉子（うぶかたよしこ）です。

昨日、おもしろいことを教えていただきました。

それは、織田信長の家臣のうち、裏切った松永久秀、荒木村重、明智光秀などは、能力主義で採用された家臣であり、尾張や美濃出身の家臣からは裏切り者が出ていないということ。

聞くところによると、織田信長は、尾張や美濃出身の家臣に対しては儒教的な主従関係であったのですが、裏切った家臣に対しては性悪説の韓非子の主従関係だったそうなのです。

このことは、「織田信長 435年目の真実」にかかれているそうなので、生方も読まないと！

ところで、織田信長は天文３年５月12日（1534年６月23日）生まれと推測されています。

本命星：七赤金星

月命星：四緑木星

傾斜宮：八白土星

以前も、九星気学で、信長の人間関係をみてみましたが、今回は、裏切った家臣と裏切らなかった家臣とを比較してみたいと思います。

⇒ 九星気学でみる織田信長の人間関係

まず、お断りしておきたいのは、明智光秀の生年です。

1528年生まれを今回は採用していますが、1515年生まれ説もありますので、あらかじめご承知おきください。

織田信長は1534年6月23日（天文3年5月12日）生まれとされているので、七赤金星です。

明智光秀（1528年生まれ）、松永久秀（1510年生まれ）、荒木村重（1535年生まれ）で、信長に反旗を翻した人物たちが、四緑木星生まれなのです。

四緑木星は木の性であり、七赤金星は金の性ですから、金剋木（金は木を切り倒す）の関係となり相剋です。

織田信長が、木の性に属す人たちにとって、恐怖の対象であったと言い換えることができるかもしれません。

本能寺の変の勃発を知っていたとされる豊臣秀吉も四緑木星です。

さらに、職務怠慢として放逐された佐久間信盛（1528年生まれ）も四緑木星。

信長を諌めようとして自刃したとされる平手政秀は1492年6月4日（延徳4年5月10日）生まれで、やはり四緑木星です。

家臣ではありませんが、桶狭間で討ち取られた今川義元は1519年生まれの四緑木星、後に敵対する足利義昭は1537年12月15日（天文6年旧11月13日）生まれで、またもや四緑木星です。

織田信長は、四緑木星の人にとって、とことん怖い人、敵対する人物であったかのようです。

また、信長の馬廻衆を斬り殺したとして放り出されたことのある前田利家は、1539年1月15日（天文7年12月25日）生まれで三碧木星です。

本能寺で信長とともに死んだ森蘭丸は1565年生まれで三碧木星でした。

同じ木の性であっても、三碧木星の人たちは裏切らなかったのですね。 

四緑木星は風であり、充実した春を意味しています。

すべてが調う意味があり、信用につながります。

社交性があり、心配りが行き届いているので、誰からも好かれます。

しかも努力家で、信念を貫こうとします。

しかし、衝突を避けるために、本意ではないのに相手にあわせた言動をするなど、全体の和を大切にします。

それだけにストレスもあり、人に騙されもするという性質を持っています。

性悪説で、厳しく家臣に接した信長には、四緑木星の優柔不断さに苛立った可能性も高いです。

七赤金星は、感性がするどく、頭の回転が早いので、洞察力にすぐれています。

明智光秀、松永久秀、荒木村重といった人物に対して、合理的にドライな人事で対応しようとした織田信長ですが、四緑木星がもつ振れ幅（古い価値観から信長流の合理的価値観）が気になっていたのではないでしょうか。

信長にしてみれば、自分だけを見ろ！ということでしょうから。 

滝川一益は1525年生まれで七赤金星、細川藤孝は1534年6月3日（天文3年4月22日）生まれで七赤金星で、しかも織田信長と全く同じ星回りです。

細川藤孝・忠興親子は、本能寺の変を事前に知っていたと考えられ、のちに明智光秀に助力を求められましたが、動かなかったことで知られています。

滝川一益は、能力を買われて織田信長の家臣となったグループに属しますが、信長には従順でした。

裏切らなかった2人（細川藤孝は裏切っている可能性がありますが）は、どちらも信長と同じ七赤金星だという偶然？に驚きます。

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