こんにちは、生方吉子（うぶかたよしこ）です。  

 

将棋の藤井聡太さんが、最年少でタイトル戦の挑戦者になりました。

 

将棋はまったくできない、そしてわからない生方ですが、将棋界の頂点にはどんな人が立ってきたのか、興味があります。

 

そこで、タイトル戦をもとに棋士のみなさん76人について調べてみました。

 

対象となったのは、以下の棋士の方々です。

※敬称略

土居市太郎

神田辰之助

木村義雄

大野源一

小堀清一

塚田正夫

高島一岐代

花村元司

升田幸三

丸田祐三

本間爽悦

松田茂役

大山康晴

加藤博二

灘蓮照

関根茂

熊谷達人

二上達也

山田道美

有吉道夫

佐藤大五郎

芹沢博文

内藤國雄

加藤一二三

高島弘光

大内延介

西村一義

米長邦雄

森雞二

勝浦修

中原誠

桐山清澄

森安秀光

淡路仁茂

青野照市

福崎文吾

高橋道雄

谷川浩司

中村修

島朗

南芳一

中田宏樹

塚田泰明

森下卓

阿部隆

村山聖

佐藤康光

丸山忠久

羽生善治

藤井猛

森内俊之

郷田真隆

屋敷伸之

深浦康市

真田圭一

木村一基

行方尚史

三浦弘行

鈴木大介

久保利明

山崎隆之

渡辺明

金井恒太

広瀬章人

佐藤天彦

中村太地

稲葉陽

糸谷哲郎

豊島将之

菅井竜也

永瀬拓矢

斎藤慎太郎

高見泰地

千田翔太

本田奎

藤井聡太

 

 

本命星は行動をあらわしていますが、五黄土星が最も多く12人いました。

 

五黄土星は九星のなかでは帝王の星と言われており、運気が強く、相手に対して腐食作用を持っている星です。

 

次に多かったのは、三碧木星と七赤金星です。

 

三碧木星は、人より先んじて行動し、シロクロはっきりさせたい星。

 

七赤金星は、斜めに物事をとらえて批判する、説得力のある星。

 

将棋には、こういう資質が欠かせないのか、と感じます。

 

もっとも少なかったのは六白金星です。

 

六白金星は理想主義者で、プライドも高く、独立心が強いので、人真似は嫌いです。

 

こういう資質は、棋士には向かいのかもしれません。

 

 

月命星は理性、精神をあらわしていますが、四緑木星と八白土星が、どちらも11人でした。

 

四緑木星は、相手の顔色をうかがって、相手に合わせるこができるコミュニケーション能力の高い星。

 

八白土星は、自分のプライドのために努力を重ねて、人生を切り開く星。

 

将棋を、テニスのような一種のスポーツと考えれば、四緑木星の資質は必要不可欠でしょう。

 

また、たゆまぬ努力を続けられる精神力も重要だと思います。

 

以外なことに、本命星では最も多かった五黄土星が、月命星ではもっとも少ない結果となりました。

 

月命星に五黄土星をもっていると、意志力が強い傾向があるのですが、強情で頑固にもなりやすいといえます。

 

四緑木星も八白土星も、自分の目標達成のためには、柔軟に対応し、自分の考えに凝り固まることがありません。

 

固定概念や、頑固さは、棋士には必要がないのかもしれません。

 

 

傾斜宮は隠れた性格、本能をあらわしていますが、八白土星が最も多い結果となりました。

 

八白土星は、自分のプライドのために努力を重ねて、人生を切り開く星なので、将棋界のトップに立つような人物は、この性質を持っている人が多い、と言えそうです。

 

2番めに多かった九紫火星は、ひらめき、アイデアの星です。

 

次々と湧いてくるひらめきのなかで、最も良い手を考えるのが棋士だとすれば、九紫火星が多いことはうなづけます。

 

もっとも少ない三碧木星は、言葉をかえると軽挙妄動の星なので、拙速になりやすい傾向があります。

 

じっくりと考える、広い視野をもつことが棋士の条件だとすれば、三碧木星の落ち着きの無さはマイナスになるでしょう。

 

本命星・月命星・傾斜宮の組み合わせで最も多かったのは、次の9通りです。

 

本命星：一白水星

月命星：八白土星

傾斜宮：七赤金星

 

※敬称略 

島朗

山崎隆之

深浦康市

 

この星回りは、傾斜宮の七赤金星から本命星の一白水星にエネルギーが流れているので、思索的で、研究熱心なのですが、人の忠告や意見には従わない強情さをもっています。

 

傾斜宮の七赤金星は、本命星の一白水星と、月命星の八白土星を橋渡ししますが、七赤金星は負けず嫌いで、人から軽視されることをとても嫌います。

 

そのため、自分のプライドのために努力する八白土星が生きてくるというタイプです。

 

本命星：三碧木星

月命星：七赤金星

傾斜宮：一白水星

 

※敬称略 

羽生善治

藤井猛

糸谷哲郎

 

この星回りは、本音が行動をサポートしているので、確信して実行に移しているといえる、いわゆる確信犯。

 

月命星の七赤金星は、批判力を備えていて、説得力があります。

 

この七赤金星が、本命星の三碧木星を尅しているため、自分の頭のなかでコーチと選手が同居しているタイプと言えそうです。

 

本命星：五黄土星

月命星：一白水星

傾斜宮：九紫火星

 

※敬称略 

大山康晴

西村一義

淡路仁茂

 

この星回りは、傾斜宮から本命星にエネルギーが流れているので、九紫火星のひらめきを大切にするタイプ。

 

しかも、そのひらめきは、理性の一白水星によって練られたひらめきといえます。

 

五黄土星の勝負強さの裏には、しっかりと計算された論理があります。

 

本命星：五黄土星

月命星：二黒土星

傾斜宮：八白土星

 

※敬称略 

木村義雄

土居市太郎

福崎文吾

 

この星回りは、本命星・月命星・傾斜宮がすべて土の性に属する土星人です。

 

確固とした自分があり、自分を信じることができる人なので、周囲の顔色をうかがうようなことをしません。

 

二黒土星の堅実でまじめな性質と、八白土星の積み上げ力によって、自らを勝利に導くでしょう。

 

本命星：五黄土星

月命星：四緑木星

傾斜宮：六白金星

 

※敬称略 

大内延介

高島弘光

加藤博二

 

この星回りは、本命星の五黄土星の強さを、月命星の四緑木星が弱めているので、相手の顔色をみて勝負するタイプと言えそうです。

 

または、情報戦に強く、それを活かせる人といえるかもしれません。

 

本能的には独立心が強く、プライドも高いのですが、それが、相手に合わせるのではなく、相手を分析する能力を高めているようです。

 

本命星：七赤金星

月命星：三碧木星

傾斜宮：九紫火星

 

※敬称略 

藤井聡太

森下卓

高見泰地

 

話題の藤井聡太さんの星回りです。

 

この星回りは、理性から直感力にエネルギーが流れているのですが、この直感力が、本命星の七赤金星を尅しています。

 

七赤金星には批判力、つまり分析力があるのですが、その分析力に対して、直感力が剛速球を投げつけているという印象です。

 

人並み外れたというか、他の人はやらないようなことを、やってのけるタイプです。

 

本命星：七赤金星

月命星：八白土星

傾斜宮：四緑木星

 

※敬称略 

内藤國雄

小堀清一

熊谷達人

 

この星回りは、プライドと努力の八白土星から、批判力・分析力の七赤金星にエネルギーが流れているので、研究熱心なタイプ。

 

本番では、相手の顔色も見て迷うこともありますが、それには左右されないような精神的な強さを持っています。

 

本命星：八白土星

月命星：五黄土星

傾斜宮：八白土星

 

※敬称略 

中原誠

大野源一

永瀬拓矢

 

この星回りは、意志の強さと努力によって、勝利するタイプ。

 

一歩一歩前進し、決して後退しないといえます。

 

どちらかといえば、大器晩成型でしょう。

 

本命星：九紫火星

月命星：四緑木星

傾斜宮：一白水星

 

※敬称略 

丸田祐三

行方尚史

本間爽悦

 

この星回りは、本能から沸き起こってくる思いが思考になり、行動へと移せるタイプ。

 

傾斜宮の一白水星は思索の星なのですが、ここでプランを思いつくと、月命星の四緑木星の観察力で推敲し、芸術的センスの九紫火星が実行に移すので、練りに練られた作戦が、とても華麗なものになります。

 

観客受けする棋士かもしれません。

 

組合せ9組中4組は、一白水星が含まれていますので、一白水星の深く考える性質は、良い結果をもたらすと考えられるのではないでしょうか。

 

九星の組合せ別の運気などに興味のある方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。

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⇒ 九星のなかで最も運気が強いのは？本命星・月命星・傾斜宮の組合せは？

 

 

十干十二支とは、60年で一周するというものです。

 

十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。

 

⇒ 十干・十二支にあらわれる性格とは？

⇒ 陰陽五行と干支

⇒ 今年の漢字は「災」60干支でみても平成は災害と事件の多い時代だった？

 

まずは十干からですが、癸（みずのと）が最も多いという結果になりました。

 

癸（みずのと）は、雨露をあらわします。 

 

【性格】

質素、心配性、情欲、連絡、裏面

沈着冷静に行動する

保守的

表と裏がある

研究心旺盛で、頭の回転も速い

 

この性質は、そのまま一白水星の性質でもあります。

 

癸生まれの棋士は、次の通りです。

 

※敬称略 

南芳一

島朗

米長邦雄

山田道美

大山康晴

加藤博二

高見泰地

斎藤慎太郎

神田辰之助

木村一基

行方尚史

  

 

十二支では、亥年（いのししどし）が多い結果となりました。   

 

亥は、やはり水であり、癸と読み替えができます。

 

やはり、思索的な性質を有していると考えられるでしょう。

 

亥年生まれの棋士は、次の通りです。

 

※敬称略 

郷田真隆

屋敷伸之

大野源一

有吉道夫

福崎文吾

土居市太郎

桐山清澄

中原誠

大山康晴

加藤博二

 

気になるのは、申年（さるどし）生まれが少ないこと。

 

申の注意すべき資質として、活動力はあっても熱心にやらない、才能があっても専心しない、軽率といった事柄があげられます。

 

この傾向は、落語家にも共通している点が多く、棋士と落語家は近いという印象があります。

 

⇒ 落語家57人を九星気学と宿曜占星術で見てみると？共通点は？ 

 

 

27の本命宿のうち、最も多いのは箕宿と婁宿でした。 

 

箕宿は、計算よりもカンが鋭い本命宿です。

 

また、箕宿の「箕」は、農具の箕（み）であり、米などの穀物を脱穀する際に、殻や塵を取り除くための容器のことです。

 

また、困難な場面でがぜん張り切るというタイプでもあります。

 

箕宿生まれの棋士は、次の通りです。

 

※敬称略 

郷田真隆

中村太地

高島一岐代

金井恒太

佐藤大五郎

佐藤天彦

南芳一

 

婁宿は、緻密な観察力の持ち主です。

 

婁宿は慎重派ですが、とっさの判断に優れている本命宿です。 

 

箕宿も婁宿も、どちらかもビジネスセンスがある点が共通しています。

 

婁宿生まれの棋士は、次の通りです。

 

※敬称略 

中原誠

木村一基

行方尚史

中村修

松田茂役

高見泰地

丸田祐三

 

棋士がひとりも出ていない本命宿は、觜宿と星宿です。

 

觜宿は、おしゃべりな星なのですが、頑固で偏屈。

 

しかも、結果よりも過程を楽しむタイプです。

 

星宿は、好きなことを徹底して行う完全主義者であり、反骨精神旺盛です。

 

しかし、觜宿同様に頑固者。

 

こういうタイプは、棋士には向いていないのかもしれません。

 

宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。

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⇒ 27の本命宿を人数でランキング！最も強い本命宿は？

 

棋士76人を調べたら、棋士に必要な性質がみえてきたように思います。

• 思索的で企画力や創造力がある
• 直感的、ひらめきがある
• 努力家
• 分析力、観察力がある

これらが、将棋界のトップに立つ人たちの共通点のようです。

  

 

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