
見てますか?「西郷どん」
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
今年の大河ドラマ「西郷どん」観てますか?
生方は、毎週録画して観てます。
明治になって、西郷隆盛の考え方と、大久保利通の考え方が合わなくなり、いよいよクライマックスに向かって、ドラマは進んでいくようです。
すでに、大河ドラマ「西郷どん」については、2度も書いているので、今回の開運ブログをお読みになる前に、そちらも目を通していただけるとうれしいです。
⇒ 大河ドラマ「西郷どん」の人間関係を九星気学と宿曜占星術でみてみると
そして今回は、西郷隆盛と対立する大久保利通を中心に、みていきます。
八白土星と二黒土星の考え方の違いで対立
大久保利通は、西郷隆盛の強い運気と重なり合うような運気の持ち主です。
大久保利通は、文政13年8月10日(1830年9月26日)生まれ。
本命星:八白土星
月命星:四緑木星
傾斜宮:九紫火星
西郷ほどではありませんが、大久保利通も強運の持ち主です。
ただ、大久保利通は、月命星によって本命星が剋されている(負かされている)ので、ある意味、悩み多い人でした。
ちょっと複雑な精神構造をしていた可能性があります。
そんな大久保利通の悩みを解決し、流れるようなエネルギーを与えていたのが、西郷隆盛だったのです。
西郷隆盛の本命星は二黒土星、大久保利通の本命星の八白土星と同じ土の性ですが、まったく違う性質を持っています。
二黒土星は、耕作地、つまり作物を育む土地を表しています。
大河ドラマのなかで、西郷隆盛は子どもに勉強を教えるシーンが多く出てきますが、それは二黒土星の性質によるものなのです。
二黒土星は人を育て、庶民の声を拾うことが得意なのです。
一方の八白土星は、積み重なった土、すなわち高い山です。
努力家ですが理想家で、プライドも高いので、上から目線になりやすいのです。
大河ドラマのなかで、大久保利通と西郷隆盛が対立するのも、まさにこの点です。
国民の幸せを優先したい西郷隆盛、日本を西欧列強に並ぶ国にすることで、世界の中でポジションを獲得することを優先させたい大久保利通。
この違いは、二黒土星と八白土星の考え方の違いと言えるのです。
二黒土星の西郷どん
西郷隆盛は、文政10年12月7日(1828年1月23日)生まれです。
本命星:二黒土星
月命星:九紫火星
傾斜宮:七赤金星
※傾斜宮は、本命星と月命星から割り出します。日盤とは異なります。
二黒土星は、耕された土をあらわし、人を育み、母のような慈愛をもって対応します。
努力と忍耐力の人です。
素直で裏表のない性格から、若いころは年長者に目をかけられますが、増長することなく献身的に尽くします。
縁の下の力持ちであり、困っている人がいると見過ごせない、やさしい人物です。
人前で愛想をふりまいたり、お世辞を言うことを苦手とするため、社交上手とは言えませんが、誠実な姿勢が認められ、周囲に人が集まります。
月命星の九紫火星は、そんな二黒土星に対してエネルギーを与えています。
しかも傾斜宮の七赤金星が、二黒土星からエネルギーを与えられているため、言動に迷いがなく、運気も強い人物です。
宿曜占星術でみる大久保利通と西郷隆盛の関係は?
大久保利通は、宿曜占星術では虚宿の人です。
虚宿は、2足が磨宮、2足が瓶宮に属す軽燥宿です。
磨宮は戦いをつかさどり、瓶宮は勝負をつかさどっており、ともに難事にあって張り切るという血の気の多い性格を秘めています。
虚宿さんは別名「武将の星」。
ここ一番での勝負運が強いのも、虚宿さんの特徴です。
大久保利通の人生をみても、たしかにここ一番というときの勝負強さが光っています。
しかし、虚宿さんは理想と現実のはざまを行き来しているようなところがあり、周囲からは付き合いにくいと思われがちです。
大久保利通も、気に入った人物との距離は近かったようですが、一般的にはむずかしい人物と思われていたみたいですね。
西郷隆盛は胃宿の人。
虚宿の大久保利通とは、「安・壊」の関係です。
西郷隆盛から見て大久保利通が「安」、大久保からみて西郷は「壊」。
虚宿からみて、胃宿はパワーがあって魅力的なのですぐに親しくなります
しかし、虚宿の負けず嫌いな性格が出てくると、胃宿とは衝突することになります。
欧米で、日本とは全く異なる社会をみてきた大久保利通は、西郷隆盛の考えを古臭いもの、現実をわかっていない見方として断じますが、本来の資質である負けず嫌いな性格を、西郷隆盛に対して出しやすくなったと見ることができます。
年上で、自分の先を歩いていた西郷隆盛を追い越したと思った大久保利通の、これが本音だったのかもしれません。
ところで岩倉具視はどんな人?
岩倉具視は、1825年10月26日生まれ。
九星気学では、
本命星:四緑木星
月命星:九紫火星
傾斜宮:九紫火星
という星回りになります。
性格的には激しい人だったことが九星でもわかります。
情緒不安定になりやすく、ささいなことを気にして心労が絶えないという繊細なところもあったようです。
本命星が四緑木星なので、八白土星の大久保利通、二黒土星の西郷隆盛は、岩倉具視に剋されていました。
つまり、大久保利通や西郷隆盛は、岩倉具視には勝てません。
しかし、月命星は西郷隆盛と同じ九紫火星、傾斜宮は大久保利通と同じ九紫火星であり、岩倉具視にとって、この2人とは精神的なつながりを持っていたようですね。
最高の相性だった岩倉具視と西郷隆盛
宿曜占星術では、岩倉具視は昴宿の人。
昴宿さんは、見た目と精神とのギャップがあるため、屈折した心理の人が多いようです。
昴宿さんは猛々しさと君子の徳を兼ね備え、古来より、最高の星とされていますが、優柔不断で問題の解決を先送りするようなところがあります。
そして問題の先送りによって、昴宿さんは大いに悩み、エネルギーを消耗しますので、ときには思い切った決断と行動力が必要となります。
虚宿の大久保利通からみて岩倉具視は「友」、岩倉具視からみて大久保利通は「衰」。
胃宿の西郷隆盛から見て岩倉具視は「栄」、岩倉具視からみて西郷隆盛は「親」。
宿曜占星術でみると、西郷隆盛と岩倉具視は隣あう【栄・親】の関係で、最上とされます。
胃宿は思慮深いため、昴宿に対して様々なアドバイスをしてくれますので、感謝の気持ちを忘れずに付き合えば、互いに良好な関係となります。
一方、虚宿は、精神的な面で昴宿を支えてくれる人になります。
どんなに相性が良くても、時代的には育ち、すなわち氏素性がモノをいいます。
せっかく最高の相手に出会っていても、岩倉具視が西郷隆盛に感謝の気持ちを持つとは到底思えません。
歴史の皮肉なのかもしれませんが、もったいない関係です。
www.reifuworks.com Blog Feed
織田信長を裏切った家臣と裏切らなかった家臣の違いとは? (金, 15 2月 2019)>> 続きを読む
本能寺の変の黒幕?九星気学でみる近衛前久の人間関係 (Mon, 21 Jan 2019)
>> 続きを読む
いよいよクライマックスの大河ドラマ「西郷どん」大久保利通と西郷隆盛の関係をもっと詳しく見てみると (Thu, 22 Nov 2018)
>> 続きを読む
日本の起業家 財閥創業者の共通点とは? (Sat, 17 Nov 2018)
>> 続きを読む
ノーベル賞受賞者はどんな人? (Sun, 14 Oct 2018)
>> 続きを読む
NHK朝ドラ「まんぷく」のモデル 日清食品創業者・安藤百福とは? (Mon, 01 Oct 2018)
>> 続きを読む
一粒万倍日?大黒天の日?どんな意味があるの? (Wed, 22 Aug 2018)
>> 続きを読む
江戸幕府公認の三嶋暦とは?旧暦の成立ちと読み方とは? (Sun, 12 Aug 2018)
>> 続きを読む
大河ドラマ「西郷どん」の人間関係を九星気学と宿曜占星術でみてみると (Sun, 05 Aug 2018)
>> 続きを読む
戦国オールスター参戦!姉川の戦いを九星気学で見ると (Sat, 30 Jun 2018)
>> 続きを読む
九星気学と宿曜で見る歴代総理大臣とは?小泉進次郎さんはどうなる? (Tue, 05 Jun 2018)
>> 続きを読む
九星気学と宿曜で見る、歴代天皇の性質や特性は? (Thu, 24 May 2018)
>> 続きを読む
新選組の人間関係を九星気学と宿曜占星術で見てみると (Tue, 24 Apr 2018)
>> 続きを読む
西郷隆盛の人間関係を九星気学と宿曜占星術で見てみると (Sun, 22 Apr 2018)
>> 続きを読む
九星気学でみる関ヶ原の戦い 敗者の運気はなぜ下がるのか? (Fri, 13 Apr 2018)
>> 続きを読む
九星気学でみる長篠の戦い 大凶方位に移動して自滅した武田勝頼 (Fri, 06 Apr 2018)
>> 続きを読む
九星気学でみる織田信長の人間関係 (Thu, 05 Apr 2018)
>> 続きを読む
秀吉と家康の運命を変え、歴史を変えた!天正地震を九星気学で見てみると (Wed, 04 Apr 2018)
>> 続きを読む
もっと読みたい方は 開運ブログへ
