2020年5月は五黄土星中宮月になります。 

月破は北西の方位にあり、六白金星です。

五黄殺・暗剣殺の方位はありません。 

吉神は、南の九紫火星に天徳合、西の七赤金星に月徳・天道・天徳が、東の三碧木星には月空・正気・月徳合がついています。 

五黄土星は、九星のなかで別格の存在です。

定位盤の中央に位置し、他の8つの星を支配する強さをもっており、万物の変化や推移をつかさどると考えられています。

五黄土星には、腐食作用と漸衰作用があり、これが五黄殺として恐れられる所以です。

中心・全体・衰滅・冷却・破壊・生死という象意を五黄土星は持っていますが、これらのことから、九星すべてが定位に戻る五黄土星中宮のときには、生死に関わることが起こったり、または新しいステージへと移行すると解釈することができるのです。

新型コロナウイルスの感染拡大がつづくなか、年盤の七赤金星に月盤の五黄土星が回座することになりますから、2020年5月は極端な結果を招きやすい運気となります。

無、古いもの、生物の死

反逆、残忍、強欲、絶望、破産、失業、失敗

葬式、名誉毀損、破損

古い病気の再発、古い問題が蒸し返される

どんよりとした曇り、天候の変化、大荒れ、地震、津波、日照り、冷害

ゴミ集積所、火葬場、墓場、古戦場跡

暗いところ、汚い場所

日陰、荒野、未開地

壊れたもの、腐ったもの、キズモノ、錆びたもの、役に立たないもの

古着、古道具、不用品、売れ残りの品物

荒れた家

老人、総理大臣、元老

古物商、ごみ処理業者、家屋取り壊し業者

高利貸し、暴力団、殺人犯、死刑囚

失敗者、自殺者、変死人

香りも味もないもの、古いもの、かびたもの

売れ残りのもの、食べ残し、だしがら

納豆、酒粕、味噌

大腸、便秘、下痢

流産、胃がん、子宮がんなど腹部に発生する病気

五黄は毒素なので、外部では腫れ物やアザとなり、新陳代謝を妨げます。

ゴキブリ、ノミ、シラミ、ハエ、蚊、毛虫

毒虫すべて

カマキリ

毒草類すべて

一白水星は北にあり本厄ですが、変化変動の暗示があります。

家族や土地、または相続に関する変化が起こる可能性が高いといえそうです。

はっきりしないことが多いのですが、努力次第で好転する運気です。

吉方位：東南

二黒土星は南西にあり後厄ですが、注目される暗示があります。

また、文書に関するトラブル、病気の再発、古い問題の再発などもおこりやすいので、注意が必要です。

対処の仕方を間違えると大きな災難に見舞われるかもしれません。

吉方位：なし

三碧木星は東に出て、運気は上昇に転じますが、調子にのると困難な状況に陥ってしまうかも。

それは飛躍するための苦しみでもあるのですが、経験不足や能力不足ということも考えたほうが良さそうです。

しかし、時間が解決することも多いので、じっと様子見をして吉です。

吉方位：北、東南

四緑木星は東南にあり運気は旺盛ですが、受け身になりやすく、他力本願なままに時間が過ぎてしまいそうです。

しかし、漫然と過ごしてはダメで、自分の実力を相手に認めさせるような熱意と努力が必要になります。

吉方位：北

五黄土星は中宮にあり、花が咲くときです。

中宮のときは吉凶混合運であり、五黄土星の運勢も吉凶混合で、極端になりやすいため、細心の注意が必要となります。

やる気が出て発奮する運気ですので、やりすぎ、言い過ぎに注意。

吉方位：南西、北東

六白金星は北西にあり実をつけるときですが、月破がついていますので、思い通りにならないことが起こりやすい運気です。

実体がともなわずにお預けを食らうことも。

新しいことにチャレンジしたくなりますが、よくよく検討したほうが良さそうです。

吉方位：南西、北、北東

七赤金星は西にあり、収穫のときですが、何事も極端になりやすく、五黄殺の暗示があります。

五黄殺は自らが招く災厄があることを意味していますので、慎重な言葉選び、慎重な判断がもとめられるときといえます。

消極策を選択して吉。

吉方位：南西、北東

八白土星は北東にあり変化変動です。

目上の引き立て、サポートが期待できそうなのですが、スムーズには進まないかも。

考えている以上に悪い状態に陥っているかもしれません。

整理し、見切りをつけるべきときです。

吉方位：なし

九紫火星は南にあり前厄です。

何かと目立ってしまう運気であり強いのですが、なにか急激な変化があるかもしれません。

病気で苦しんでいるなら、医者や病院を変えるべきで、変えるときは吉方位に移動してください。

吉方位：東南、南西、北東

九星気学でみる2020年5月の運気を動画でご覧になっていただけます↓

⇒ 九星気学の吉方位に旅行して運気をアップさせましょう

⇒ 干支にもある吉方位！さらに運気アップの吉方位旅行とは？

⇒ 九星気学は方位学 吉方位・凶方位が持つ象意とは？

⇒ 九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人

九星気学では、日盤を９つの本命星が巡っています。

そのなかで、運気の良くない日は次のような日になります。

開運ブログでは、以前も書いていますが、五黄殺の正面、反対側に本命星があるときは「暗剣殺」という凶運日になります。 

暗剣殺は、他人からの影響によって運気が下がります。

日破とは、破れのある日のことです。

この日破が、自分の本命星にある日は凶になります。

2020年5月の月盤は五黄土星中宮ですから、五黄殺・暗剣殺はありません。

2020年は、11年に一度ある、九星の閏（うるう）があります。

これについては、「2020年を九星気学でみてみると」のなかに詳しく書いていますので、こちらをお読みになてください。

⇒ 2020年を九星気学でみてみると

さらに、2020年を旧暦でみると、閏4月が入り、13ヶ月で1年となります。

4月が2回あるのです。

その閏4月は、5月23日から6月20日までとなります。

宿曜占星術では27宿を採用していますので、閏4月が入ることによって、暗黒の1週間が、暗黒の10日間になってしまう本命宿があらわれます。

尾宿、箕宿、斗宿、女宿、虚宿、危宿の人たちです。

少しだけ要注意期間が長くなりますので、気をつけてください。

宿曜でも、毎日その日の宿があります。

本命宿によって、その宿がどのような意味になるのか異なります。

それは、本命宿にはそれぞれ異なるホロスコープがあり、そのホロスコープが毎日の運気の基本となります。

日の運気を見るためには、ホロスコープにある次の意味を知る必要があります。

「命」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親（現在）

「業」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親（過去）

「胎」・栄・衰・安・危・成・壊・友・親（未来）

ホロスコープでは、命からはじまる「現在」の９日間、業からはじまる「過去」の９日間、胎からはじまる「未来」の９日間が、順番に巡っています。

宿曜では27日でひと回りし、また命からはじまります。

そして、この周期のなかで何をしても凶の意味があるのが、暗黒の一週間です。

暗黒の一週間とは、「業」・栄・衰・安・危・成・壊の７日間を指します。

体力・気力が落ち込み、なかなか思い通りに進みません。

やらなければならない仕事があるのに、少しもはかどらない、または手につかない、という時期にあたります。

この期間は、積極的な行動は避け、自己主張は避け、我を張るような行動は絶対に避けましょう。

「業」は善行を求めているので、無私無欲で過ごすことが大切です。

この暗黒の一週間で、とくに大凶という日は「成」「壊」の日。

つぎに悪いのは「栄」「衰」になります。 

本命星と同じ宿星の日。

この世に生を受けたその日のことです。

• 所持控えめに
• 無私無欲
• 礼儀正しく
• 失礼のない身だしなみを心がけましょう

あらゆることに対して吉運があるとされています。

発展運のある日。

• 前向きに
• 仕事関係は進めてよし
• 新しいことも吉
• 気持ちが盛り上がるおしゃれを心がけましょう

本命宿のエネルギーを抑制し、委縮させる日です。

• 体調不良
• 旅行は避ける
• 身の程を知る
• 自らを振り返る

物事を穏やかに安定させる気が働く日です。

• 安定
• 内面の充実させる
• リフレッシュ
• 造築・造園は吉

本来のエネルギーに力を貸さない、助けない日。

危険なほうへ傾いていく作用が働く日です。

• 好事魔多し
• 取引や交渉は避ける
• 売買は凶
• 怪我に注意
• 旅行は避ける
• 口はわざわいの元

物事が達成・成就する日。

地道に努力して生きた人、苦労してきた人が報われる日です。

• 大きな計画を立てると吉
• 交際が一歩すすむ

何事も不利な方向に進む日。

万事控えめにすべき日です。

• 悪しき敵を破壊すると吉
• 内なる敵を破壊する
• 予定外の行動は避ける
• 因果応報
• さわらぬ神にたたりなし

人と人との和合の日。

これまでの人間関係が助けになる日です。

• 交友をひろげる
• 仕事は前向きに
• 行事、結婚式、宴会など人が集まることは吉
• 新しい出会い、新しい恋愛に最高の日

人間関係に吉の日。

積極的な交友を行う日です。

• 人を大切にする気持ち
• プライベートな関係に目を向ける

前世が宿っている日。

現世の災いの因縁となる前世の悪行という意味を含む日です。

• 清めの期間のはじまり
• 善行は悪を成就させない
• 人のために尽くす

受胎の日。

誕生まで元気で過ごせるかどうかわからないあやうさを含んだ日です。

• 諸事控えめに
• ムリはしない
• 謙虚にふるまう
• 病気に注意

カレンダーの青い部分は、宿曜占星術の暗黒の一週間にあたります。

暗黒の一週間と、九星気学で凶の日が重なるときは、特に注意しましょう。

五黄土星には天変地異の象意がありますので、2020年5月は、地震・津波・台風といった自然災害に注意が必要となるでしょう。

五黄土星には毒素という象意もあり、良いことよりも、悪いことが起こりやすいと考え、最悪の事態を想像して、対応するようにすることをおすすめします。

新型コロナウイルスの感染拡大が続いていますので、死亡者数が増加する可能性が高く、また何かが邪魔をして、うまく回らない、状況が打開できないという減少も起こりそうです。

また、五黄土星は中心的な人物を示しますので、安倍晋三首相に影響が出そうです。

5月は、5日、10日、15日、20日、25日、30日に注意していただきたいのですが、なかでも5日、15日、25日は「勢い余って」という減少になりやすいようです。

新型コロナウイルスに関しては、毎月10日前後に3ヶ月間の運気をお知らせしますので、こちらをお読みになってください。

⇒ 新型コロナウイルス：2020年5月から7月を占ってみると

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