こんにちは、生方吉子（うぶかたよしこ）です。 

以前、日本の天皇と総理大臣を調べたときに感じたのは、相関関係でした。

特に明治以降は、四緑木星生まれの天皇が続いているのですが、総理大臣に最も多いのが、天皇の四緑木星にエネルギーを与える一白水星生まれと、天皇の四緑木星からエネルギーをもらう九紫火星生まれでした。

⇒ 九星気学と宿曜で見る歴代総理大臣とは？小泉進次郎さんはどうなる？

イギリスにおいても、このような関係が見られるのかどうか、調べてみました。

⇒ イギリス首相を九星気学と宿曜占星術で見てみると？共通点は？

本命星は行動をあらわしていますが、一白水星生まれ（6人）でした。 

しかし、極端に多いわけではないので、自然な結果と言えるのではないでしょうか。

一白水星生まれの国王は、次の通りです。

※敬称略

ヘンリー3世

ヘンリー5世

ウィリアム4世

チャールズ2世

ジョージ3世

ヴィクトリア

歴代のイギリス首相のなかで最も多かった七赤金星は、一白水星にエネルギーを与える役割を持っていますので、首相が国王を助けるという関係が想像できます。

しかし、歴代のイギリス首相のなかで次に多かった九紫火星は、一白水星とはまさに火と水の関係で、反発し合うかんけいです。

イギリス国王は、政治的に首相と対立することも多いという歴史をもっていますので、政治をほしいままにするような国王が登場すると、これを抑えようとする首相が誕生するという関係があるのかもしれません。 

月命星は精神をあらわすのですが、イギリス国王では二黒土星（8人）が最も多いという結果になりました。

今回調べた国王39人中8人となり、21%を占めます。 

月命星に二黒土星を持っているイギリス国王は、次のとおりです。

※敬称略

ウィリアム4世

アン

ジョージ2世

ジョージ4世

エドワード5世

ウィリアム3世

エドワード4世

ジョージ5世

二黒土星は、母なる大地であり、育成する力、勤勉さの象徴です。

忍耐力も意味しているので、国王には忍耐力が欠かせないということなのかもしれません。

ちなみに、日本の天皇で最も多い月命星は八白土星（15人）で、95人の天皇に占める割合は15.8%です。

八白土星は、努力と研究の星で、二黒土星と同じ土の性なので、そういう気質が、国王や天皇には求められるということなのかもしれません。

傾斜宮は、隠れた性格、本性を表しています。

その傾斜宮で最も多かったのは、一白水星と四緑木星です。

一白水星を傾斜宮に持っている人は、どんな環境でも順応できる資質をもっとり、自分の真意を見せたがらない傾向があります。

一白水星を傾斜宮に持っているイギリス国王は、次のとおりです。

※敬称略

リチャード3世

チャールズ2世

ジョージ3世

ヴィクトリア

エドワード3世 

チャールズ1世

エドワード2世

メアリー2世

四緑木星を傾斜宮にもっている人は、話術にすぐれ、人の心を読むのが早いのですが、物事に迷い、優柔不断なところがあり、せっかくのチャンスを生かせないことがあります。

四緑木星を傾斜宮に持っているイギリス国王は、次のとおりです。

※敬称略

ウィリアム4世

ヘンリー4世

ヘンリー2世

ヘンリー6世

リチャード1世

メアリー1世

チャールズ (プリンス・オブ・ウェールズ)

ウィリアム (ケンブリッジ公)

 まだ、国王ではありませんが、チャールズ皇太子とウィリアム王子が、四緑木星をもっているんですね。

本命星・月命星・傾斜宮の組み合わせのなかで、最も多かったのは、

本命星：一白水星

月命星：五黄土星

傾斜宮：一白水星

という国王でした。

チャールズ2世、ジョージ3世、ヴィクトリア女王の3人がいます。

柔軟性がありそうに見えて、一度決めたことは、どんなことでも通すというタイプです。

九星の組合せ別の運気などに興味のある方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。

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十干十二支とは、60年で一周するというものです。

十干と十二支には、それぞれ意味があるのですが、それについては下記のブログをお読みになってください。

⇒ 十干・十二支にあらわれる性格とは？

⇒ 陰陽五行と干支

⇒ 今年の漢字は「災」60干支でみても平成は災害と事件の多い時代だった？

まずは十干からですが、最も多かったのは丁（ひのと）でした。

丁（ひのと）は火の性に属しています。

イギリスの首相で最も多かったのが、壬（みずのえ）だったので、イギリス国王と首相は、相剋の関係になりやすいと言えるかもしれません。

十二支では丑年（うしどし）生まれが最も多いという結果になりました。

丑は、易では「地沢臨」が配されています。

牛のように、忍耐強いことを意味しています。

やはり、忍耐力がイギリス国王の条件なのでしょうか。

27の本命宿のうち、最も多かったのは参宿と房宿でした。  

参宿生まれの国王は、ヴィクトリア、ジョージ1世、リチャード3世、ウィリアム (ケンブリッジ公)がいます。

参宿には、人を引きつける魅力を備えた人が多く、誰からも愛される資質があります。

しかし、言葉は大胆で、言わなくても良いことまで言ってしまって、迷惑なことになるという場合もあります。 

房宿は、直感力があり、カリスマ性を備えた人が多く、財運に恵まれています。

房宿生まれの国王は、ヘンリー5世、アン、ヘンリー4世、リチャード1世がいます。

中世ヨーロッパにおいて騎士の模範とたたえられ、獅子心王（Richard the Lionheart）と称されたリチャード1世が、房宿生まれというのは、象徴的です。

参宿も房宿も、活発で、勢いのある本命宿です。

ヨーロッパにおいて、国を維持・拡大するには、それなりのがんばりが必要だということかもしれません。

日本の天皇の本命宿では、危宿、室宿、星宿、婁宿、奎宿、昴宿がそれぞれ5人で多いのですが、このなかでは星宿が、参宿や房宿に近い性質を持っているほうだと思います。

宿曜占星術の27の本命宿それぞれの性格や運気、相性をもっと知りたい方はこちらをご覧になってください。

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イギリスの国王には、複雑な性質があるような結果となりました。

時代背景によって、求められる国王像がどんどん変化しているからかもしれません。

ただ、国王と首相は、お互いにエネルギーのやり取りをするような関係にあることが多いようですから、日本における天皇と総理大臣の関係に近いものがあるようです。

国王が存在しないアメリカでは、大統領が国家元首であり、政治のトップなので、事情はことなります。

⇒ アメリカ大統領を九星気学と宿曜占星術で見てみると？共通点は？

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