芸術性が高いと評価される作家
こんにちは、生方吉子(うぶかたよしこ)です。
谷崎潤一郎は、耽美主義的な作風をもった作家ですが、芸術性が高い作家として評価されています。
『痴人の愛』『春琴抄』『細雪』など、映像化された作品も多く、映画などで観ている人も少なくないと思います。
谷崎潤一郎について調べてみました。
谷崎潤一郎を九星気学で占ってみると?
■谷崎潤一郎(6-9-2)
谷崎潤一郎は、1886年7月24日生まれ。
本命星:六白金星
月命星:九紫火星
傾斜宮:二黒土星
谷崎潤一郎は、本命星の六白金星は、傾斜宮の二黒土星から、二黒土星は月命星の九紫火星からエネルギーが流れる相生の関係です。
六白金星は天であり、高貴な人をあらわしており、気位の高い理想主義者が多い傾向があります。
九紫火星は、次から次へと興味が移り、熱しやすく冷めやすいのですが、美的センスに優れた芸術家タイプが多い星です。
二黒土星は、コツコツと真面目な星であり、大きな目標に向かって進んでいきます。
この星回りは、高望みしやすいのですが、興味が定まらずに全うしない傾向があります。
理性的に考えるのですが、結局は直感的な行動になりやすく、むしろ、理性的に考えたことだけで行動に移すと後悔するかもしれません。
九星気学で性格や運気を知りたい方は、「九星気学 本命星・月命星・傾斜宮でみる運勢 歴史上の人物と著名人」をお読みになってください。
↓
⇒ 【六白金星】最も運気が強いのは?本命星・月命星・傾斜宮の組合せは?
谷崎潤一郎の運気を九星気学でみてみると?
■1924年 『痴人の愛』
1924年は四緑木星中宮年で、六白金星は西にあり、収穫のときです。
しかし、六白金星の定位には五黄土星が回座し、何事も極端になりやすく、五黄殺(自滅)の暗示があります。
谷崎潤一郎は、『痴人の愛』を発表します。
また、神戸市に転居します。
■1928年 『卍』
■1933年 『春琴抄』『陰翳禮讚』
■1943年 『細雪』
1943年は三碧木星中宮年で、六白金星は北東にあり変化変動、そして歳破がついています。
六白金星の定位には四緑木星が回座し、知名度アップの暗示があります。
谷崎潤一郎は、『細雪』の連載をはじめますが、軍部により連載中止となります。
■1947年 毎日出版文化賞受賞
1947年は八白土星中宮年で、六白金星は東に出て、運気は上昇に転じます。
六白金星の定位に九紫火星が回座し、世間の注目を集める暗示があります。
谷崎潤一郎は、毎日出版文化賞を受賞します。
また、『細雪』中巻を刊行します。
■1949年 文化勲章受章
■1964年 全米芸術院・アメリカ芸術文学アカデミー名誉会員
1964年は九紫火星中宮年で、六白金星は南西にあり、後厄です。
六白金星の定位には一白水星が回座し、困難な状況に陥る暗示があります。
谷崎潤一郎は、全米芸術院・アメリカ芸術文学アカデミー名誉会員となります。
■1965年7月30日 死去
1965年7月30日、谷崎潤一郎は、腎不全に心不全を併発して亡くなります。
この日の九星盤をみてみましょう。
年盤では、六白金星が東にでて、運気は上昇に転じますが、六白金星の定位には九紫火星が回座し、「離」の作用があります。
「離」の作用とは、「離れる」という意味であり、死別することも含まれます。
また、歳破がついているので、谷崎潤一郎にとっては、良いとはいえません。
月盤と日盤は、どちらも六白金星が中宮で、花が咲くときです。
年盤の六白金星には、月盤と日盤の四緑木星が回座し、遠方の象意があります。
この九星盤から読み取れるのは、遠くに離れる、ということなので、谷崎潤一郎の死が暗示されていると考えて良いと思われます。
谷崎潤一郎を宿曜占星術で占ってみると?
■谷崎潤一郎【昴宿】
宿曜占星術では、谷崎潤一郎は昴宿の生まれです。
昴宿は、猛々しさと君子の徳を兼ね備え、古来より、最高の星とされていますが、優柔不断で問題の解決を先送りするようなところがあります。
しかし、先祖代々の加護を受け、他力によって助けられます。
また、昴宿さんは、目上の人や親せき、友人などから、思わぬ援助の手が差し伸べられます。
谷崎潤一郎は、土曜生まれの昴宿さんなので、偏屈で、負け惜しみが強く、口論では引くことがありません。
昴宿さんの性格や運気、相性をもっと知りたい方は「昴宿: 宿曜占星術と九星気学・姓名でみる運気」をお読みになってください。
↓
もっと読みたい方は 開運ブログへ